男子中学3年生、陸上部(長距離)。約1年前より左足底部に違和感を認めていたが、特に治療することなく様子をみていたようです。しかし昨年10月頃より練習量の増加に伴いはっきりとした痛みが出現したため、令和3年10月25日当院を受診し左足底筋膜炎(足底腱膜炎)と診断され、リハビリ開始となった方です。
開始時所見として母趾の外反傾向や足部内側縦アーチの低下、腓腹筋・足部内在筋の筋出力低下、柔軟性低下を認め足趾屈曲位を呈していました。また左足底腱膜内側部の伸張痛・圧痛、歩行時痛(蹴り出し時)を強く認め、全く練習が行えない状態でした。
治療は先ず足底腱膜・腓腹筋・足部内在筋の柔軟性向上を目的に同部位の積極的なマッサージ・圧迫ストレッチ、足部内在筋の筋出力向上目的に自宅でのショートフットエクササイ