人工膝関節置換術とは、変形性膝関節症や関節リウマチによって傷んで変形した膝関節の表面を取り除いて、人工関節に置き換える手術です。
人工関節は、関節の滑らかな動きを再現できるように、大腿骨部(だいたいこつぶ)・ 脛骨部(けいこつぶ)・膝蓋骨部(しつがいこつぶ) の3つの部分からできています。大腿骨部と脛骨部の本体は金属製ですが、脛骨部の上面と膝蓋骨の表面は耐久性に優れた硬いポリエチレンでできていて、これが軟骨の代わりになります。
人工股関節置換術とは、傷ついた股関節の損傷面を取り除いて、人工関節に置き換える手術です。人工関節は、金属製のステムとボールとソケット、そしてソケットの内側にはめ込む超高分子ポリエチレン製のライナーでできています。このライナーは、軟骨の役目を果たしているので、ボールをライナーに組み込むことにより、スムーズな関節の動きが得られます。
主に腰椎すべり症や分離症に対して行ないます。まず、背部から椎骨に達して、椎弓や椎間関節を切除します。そこから椎間板や黄色靭帯の切除などを行い、脊柱管内の圧迫をゆるめます。その後、椎体間の高さを保つために、スペーサーを挿入し、自家骨移植や椎骨の固定を行ないます。
関節の周囲(皮膚)に2~3箇所の小さな穴を開けます。その後関節内に生理食塩水を満たし、関節に光ファイバーと小さな高性能カメラで構成された内視鏡を挿入し直接手術部位へアクセスし不要な遊離体や損傷組織を摘出除去したり、損傷部位を修復したりします。
手首の骨折に対し、プレートとスクリューを用いて骨折部位を整復・固定しています。
足首の骨折に対し、プレートとスクリューを用いて骨折部位を整復・固定しています。