男子中学2年生、野球部(ピッチャー、内野手)。
R3年6月上旬頃より練習量の増加とともに右足部痛出現。約2年前も同部位に疲労骨折の既往があり、以前と同様の症状であったことから心配になり数日後に当院受診,検査結果より右足舟状骨疲労骨折と診断され、リハビリ開始となった方です。開始時は、右足関節背屈制限・内反筋の筋出力低下があり、歩行時痛や圧痛を著明に認めておりました。また、アライメントに特徴的な所見があり 両側足部過回内・軽度の偏平足・大腿骨内旋位・体幹上部後方位(足部過回内に伴い膝関節外反位でKnee-in傾向)を呈しておりました。リハビリ開始後から2週間は、除痛目的にインソール処方・長母趾屈筋、足関節内反筋のストレッチを中心に実施。また、リハビリ以外は安静を指示。結果、腫脹・疼痛は激減し日常生活に問題はなくなりました。