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2021年08月20日
今週のスポーツリハビリ

女子小学6年生、サッカー部。以前より左アキレス腱付着部~踵部痛あり、R3年5月中旬に縄跳びをした際に疼痛増強。5月末に当院受診し、レントゲン・MRIでの明らかな所見はなく、左シーバー病と診断され、リハビリ開始となった方です。

 

開始時は、下肢のアライメントや筋力に問題はなく、左腓腹筋のショートニング・左アキレス腱付着部の収縮時痛・伸張痛・歩行時痛を認めました。成長期特有のセルフケア不足によるオーバーユース症候群が考えられました。リハビリは、まず歩行時痛を軽減し、早期のスポーツ復帰を目指しスタートしました。

治療は、アキレス腱周囲のリラクゼーションを行った後、セルフケアストレッチング指導、併せて除痛目的のインソールも作成しました。開始4週間で歩行時痛が消失した為、軽いジョギングから開始し徐々にレベルをあげていき、7週間でサッカーに完全復帰できました。

現在は、ダッシュ時にのみ疼痛認めていますが、成長期が終了するまでは症状の再燃が十分に考えられることを説明し、インソールの調整、セルフケアの励行・継続を徹底指導していきたいと思います。

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