女子中学2年生、陸上部(中距離)。今年4月頃より、特に誘因なく左股関節前面部に疼痛出現。5月末に当院受診し、レントゲンでの明らかな所見はなく、股関節屈筋群筋挫傷と診断され、リハビリ開始となった方です。開始時は、著明な股関節前面の圧痛、収縮時・伸張時痛を認めました。加えて、歩行・走行時だけでなく、左片脚立位や左サイドブリッジの際にも疼痛が増強していました。リハビリは歩行・走行時の骨盤安定化を図り、早期のスポーツ復帰を目指し、スタートしました。治療は、大腿前面・体幹部のリラクゼーションを行った後、腹横筋・腹斜筋群・左股関節外転筋群のトレーニングを実施しました。