20代女性、プロサッカー選手(海外にてプレー中)。R3年12月17日、他国でサッカー中にボールを蹴ろうとした際、スパイクが地面に刺さった状態で右膝を捻り受傷。右膝内側部痛出現したため、同国にて受診され右膝内側側副靭帯(以下、MCL)損傷と診断。海外から帰国し、隔離期間を経てR3年12月27日に当院受診しリハビリ開始となった方です。開始時所見として右MCL部に圧痛、外反ストレステストにて右膝内側部に疼痛を認め、片脚スクワットやインサイドキックでのknee in動作時に疼痛出現しプレーが行えない状態でした。リハビリでは疼痛軽減のために、患部のマッサージ、両脚での荷重トレーニングや心肺機能維持を目的としエアロバイクを開始しました。R4年1月5日片脚スクワット時の疼痛が消失したため、片脚でのトレーニング、バランス練習を実施しランニングを許可しました。