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2022年07月01日
今月のスポーツリハビリ

女子中学3年生 sports:バレーボール部 主訴:左膝外側が痛い

R4.4月24日にバレーの試合中、ジャンプの着地時に左膝外側に疼痛が出現しました。翌日に当院受診され、MRIにて左膝外側側副靭帯(以下LCL)付着部に輝度変化を認め、左膝外側側副靭帯損傷(Ⅰ度損傷)と診断されました。 Dr.指示のもと膝サポーターを装着して、約1週間の安静後(R4.5月6日)にリハビリ開始となった方です。
リハビリ開始時の所見として、左膝LCL付着部に圧痛、同部位の伸張痛と左膝の伸展制限(-10°)を認めておりました。本症例の目標として、6月に地区総体を控えていたため、受傷後約1ヶ月半での復帰を目指しました。ポジションはアタッカーであり、垂直ジャンプ動作、スパイクジャンプ動作の獲得が必要であると考えました。

治療は、膝伸展可動域の改善、内側広筋の収縮力強化を優先的に行い、 5月下旬頃(受傷後4W)には左膝の疼痛軽減、伸展0°まで改善しました。その後、疼痛・筋力の状態に応じてステップやジャンプ練習を段階的に実施していきました。ジャンプ練習は上方への跳躍力を、クロスジャンプ練習は片脚支持の強化に繋がります。結果的には当初の目標である地区総体に出場することが出来ました。今後は、再受傷がないように治療および指導を徹底していきたいと思います。 YouTa medical fitness gym